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雨季の狭間7

インテでは、本を手にとって頂き有り難うございます。
釣り銭忘れた大馬鹿者でございます。
大変ご迷惑お掛けしましたm(__)m


はい、続きです。
この先の話の展開が大分ずれてる(^_^;)
何度も言ってますが…収集つかないんですけど、どうしようこれは……(笑)
最初途中迄は軽い話しで終わりだったんだけど勝手に動くんですよ(T-T)
本当何処までいくのかなこれ…

そんな話でも良いと言う方どうぞ読んでやってください。
通り過ぎるの願っていた。だが一部過ぎ去るもどうやら数人はこの小舟の所で立ち止まっているようだ。

静かに黎翔と夕鈴は出来るだけ息を潜めただ過ぎ去るのを待つのだが動く気配はない。早く行ってちょうだいと思いながら夕鈴黎翔に抱き締めていた時、ふと違和感を感じる。

あれ?……陛下の体が物凄く熱い…もしかして!

夕鈴は黎翔の腹部辺りを目をやりハッとなる。

外套で隠されていたから気が付かなかったが、やはり傷口が開いた様だ。

ゆっくりと夕鈴は黎翔の方をそっと見上げると顔には出さないがやはり無理をしているのか汗も凄く顔色は悪い。

なんとかしなくてはと気が逸れていた時だった。

ドスドスと何かを突き刺す様に小舟に向けられる。

「…っ!」

ピリッと痛みが走り、咄嗟に夕鈴は息を詰める。

「夕鈴、大丈夫か?」
「……何でもないです驚いただけですから。」

黎翔の声に夕鈴は心配かけまいと咄嗟に微笑みながら小声で返す。

「いない様だな。」
「ああ、あちこち小舟に荷が乗っているのを見かけたがこの小舟だけが流れていたからな、この雨で括りつけてた紐が緩んで流されたか…もしやと思ったが気のせいか…」
「先を急ぐぞ。」

黒衣を纏った男達は小舟に興味を無くしたのか先を急ぐ、足音が遠ざかり互いにほっと二人は息をつく。

今がチャンスかもしれない……
多分今の陛下は動くのも辛いはず…

このまま行き止まりまで辿り着いとして、さっきの追っ手達が待ち伏せしているのは間違いないだろう。


『 何故私を助けた。何も出来もしないのに、放っておけばよかったものを… 』


あの言葉が突き刺さる…
私がいてもあの人の足手まといになる…そんなの分かってる…だったら。

夕鈴は意を決してグッと黎翔の服の軽く引っ張り見上げる。

「陛下、此処で別れましょう。」
「え…何を言って…」

いきなりの言葉に黎翔は驚く。

「今、傷口開いてしまってますよね。熱もあるようですし動くのも辛そう…。そんな状態で私は貴方と一緒に居たとしても余計に足手まといになるのは分かってます。」
「だが!」

引き留めるようとする黎翔に夕鈴はそっと頬に触れる。

「大丈夫ですよ、私なりにやれる事をします。」
「夕鈴…。」
「なんとか地上に出たら浩大に知らせます…だから」

この時の夕鈴は笑顔でなんとも凛々しい。

見惚れていた黎翔は更に彼女の驚かされる行動に出遅れてしまう。

頬に添えていた手の反対側に弾力のある柔らかい物が頬に触れられる。

「無事ここから逃げだして下さい陛下…。」

なっ……夕…!

夕鈴は黎翔から即座に離れ立ち上がる。

その瞬間黎翔は夕鈴の足に血が滲んでいるのを見逃さなかった。

手を伸ばすも間に合わず、安定の悪い小舟の淵を蹴りあげ通路側へ飛び移る夕鈴に黎翔は完全に出遅れてしまう。

夕鈴…!

即座に小舟から飛び出そうとしたが、傷口が痛み上手く起き上がる事が出来ず動けずにいる。

夕鈴は着地した瞬間ズキンと痛みが走る。
ちらりと痛む足を見やる。衣服が切られたのか左足の肌が見えそこから切り傷ができ、血が流れていた。

小舟に潜んでいた時、突き刺す痛みがあったわ…あれは刃物だったのね…。
でもかすり傷程度ね、深くもなさそう。

こんな所で立ち止まっている暇は無いわ、早くこの場所から外へ出て助けを呼ばないと!

それに私に出来る事をします。だからお願い、無理をしないで下さい陛下…

小舟が流れて行くのを夕鈴は少し見つめ、来た道の方走り出す。

激しい水飛沫の音に気付いたのか先に向かっていた追っ手達が戻り、夕鈴が逃げた方へと追いかける。

「見つけたぞ!」と男達の罵声が響き渡るのであった。


続く
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