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無明の迷い道8 (黎夕)

またまた間空けて申し訳有りませーーーん。
リアルが何故か忙しいのと季節が変わろうとしているせいか体調が崩しやすくて…(;^_^A
遅くなりました申し訳ありません

では続きどうぞ。
8

黎翔は未だ応戦し、刺客に手間取っていた。

無理な動きは出来るだけ控え、そうでなければ痛めている肋骨は完全に折れているだろう。
そうなると余計に動きが制限される。

まだ夕鈴達は離れる気配も無い、一体何があったのだろうかと黎翔は考えてしまう。

「狼陛下ともあろう者が余所見をしているとは、余程余裕があると見える」

云うか否や、一瞬の隙で黎翔は獲物にしていた剣を弾かれる

「っ…」
「これで終わりだ狼と呼ばれた国王よ」

剣を弾いた刺客の一人が大きく振りかぶるかの様に黎翔にめがけ剣を振り下ろす。
だが、黎翔はそのまま低く腰を下げ頭上を見上げる。

「浩大…遣れ」

言い放ったと同時に黎翔の取り囲んでいた刺客達の足の甲には小刀が的確に突き刺さり、呻く者達のお陰で隙が出来る。

一歩遅れて浩大は黎翔の背後に現れ、互いが確認する事も無く黎翔の馴染んでいる剣を地面に突き立てると同時に黒い鞭を操り刺客達を器用に仕留めにかかる。

黎翔は柄を掴み下段から弧を描く様に振り上げ、刃同士の金属音が重なり合うが、油断していた刺客の剣は黎翔の力の差は力全と違い、そのまま弾き飛ばした。
更に隙を見せず黎翔は横一文字にその刺客を斬りこみ倒す。

形勢逆転と云うのはこういう事だろう。

「浩大…夕鈴は…!!!」
「…っ」
一瞬ではあるが気配が変わった事に気が付いた黎翔は云うか否や、茂みの方に走り出した。
少し反応に遅れ浩大も夕鈴が休んでいるであろう茂みに向かう。



「此処までとはな…妃さんよ~」

馬乗りにされた夕鈴は咄嗟に暴れ様と手を振り上げるも、リーダー格の男に両腕を片手で頭上に拘束され暴れる事を封じられた。

『もう終わりよ!!!陛下がこの場を治めるわ』

掠れ声で夕鈴はキッと睨み返す。
                                   
「やれやれ…そんなボロボロな癖にお前の瞳はまだ死んでないな…どうせ俺は此処まで…そして終わりだ。冥土の土産にお前を滅茶苦茶にしたらあの狼はどんなかおするんだろうな~」

嫌らしく口端が引きつる。同時に空いている手で夕鈴の合わせ目を引き千切る勢いできっちり着ていた衣服は崩された。

『っ!!いやぁぁぁ!!!!』

片胸が外気に晒され、夕鈴は無我夢中で暴れるも拘束はびくともせず、男の顔が晒された乳房へと近づく。

「人のモノに手を出すのはどう言うつもりだ貴様。」

ピタリと男の首筋にあてられ少しでも動こうものなら首と胴は離れているだろう。
誰もがこの場に居たとしたら彼を止めることは出来ない状況であった。

怒りで周りが見えないというのはこう言う時に使うのだろう。

浩大がその場にたどり着いた時には男の首の刃は切り落とされるかの様にも思えた。

『陛下…ダメ…殺しちゃ…』

夕鈴はか細い声黎翔の耳に届き。今まで放っていた殺気が少しだけ和らいだ。

無言のまま黎翔は剣を男の首から退かせたと同時に右わき腹めがけ容赦の無い一撃で蹴り飛ばし夕鈴から退かせる。

蹴り上げられた男のわき腹は鈍い音か数本響き渡り地面に叩きつけられ動く事は無かった。

「浩大…」
「分かっているよこいつには聞きたい事あるしなっても何処まで知ってるか…おっと、お妃ちゃんには聞かれちゃまずいな。」
「…奴は捨て駒だろうどうせ…但し私の分も残しとけよ…夕鈴にした報いはきっちりさせて貰う。」

その言葉で隠密である浩大はニタリと口端を上げ、男を担ぎその場から消える。





『へい…か…大丈』

ゆっくりと夕鈴は黎翔に手を差し上げる。

そんな夕鈴に黎翔はその手を掴み顔に引き寄せ抱かしめる。

「済まない、もっと早く気付いてやれなくて…」
『…陛下…そんな事ないですよ…助けに来てくれたじゃないですか…』

涙が溢れるも夕鈴は笑顔で黎翔に向ける。

「…夕鈴」

更にきつく抱きしめ黎翔は泣き続ける夕鈴が落ち着くまで瞼に頬キスを施し続けた。

つづく
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