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無明の迷い道6 (黎夕)

まだ続いてます……(;^_^A
前回がちょっと詰め込みすぎたので…今回は短め。
そろそろ決着付けたいんだけど、どうも進みが悪くてすみませ~ん。

では続きどうぞ。
6


数人の刺客達は距離を取りながら森の中から現れた人物を見据える。

こちらには人質という妃が居てようと、その人物の気配は並みの者とは思えない重圧が漂う。
この国の統べる王としての気迫なのだろうか。

「妃よ、私を置いて何処に行ったかと思えば…危険なめに合うとは、どれだけ心配したと思う?後で少し仕置きが必要だな」

えーーーーーっ!!!ちょっと何故此処で拗ねるんですか???そりゃ私はここに戻ってしまいましたよ!陛下が熱出してたし、それに薬草落としたと思って、でも結局危険な目に合ってますけど…今はそういう場合では!!!

緊迫している処に周りなど全く無視と言った感じの黎翔に、夕鈴は突っ込みしか出ない。

無論刺客達も緊迫していたのは何処へやらポカンと目の前の黎翔を見ていた。

「貴様、この状況下で分かっているのか狼陛下よ」

「ッ…」

その空気から抜け出たのは、刺客のリーダ格の男、夕鈴を引き寄せ刃物を首筋に当てる。
刺客達は黎翔の周りを囲い迫る。

「私としては、今までストレスと言うものが溜まっていたのでな…お前達楽しませてくれよ」

言うや否や黎翔は、隙を与えず一歩踏み込み赤い外套を掴み振り回す、視覚を一瞬でも奪われた刺客達の一人の脇に携えている剣を器用に奪い取り一人倒し、出遅れた刺客達を応戦する。

リーダー格の男はその状況に夕鈴の束縛一瞬でも緩めてしまう。

「しまっ…!!!!!この小娘が!!!!」

その隙を逃さなかった夕鈴も上半身を少し屈め隠し持っていた刃を持ち構え男の足に突き刺したのだ。

怯んだ瞬間夕鈴は走り出そうとしたが、男に髪を掴まれ引き寄せ首を絞める。

「っイタッ!!!くっ…」

「とんだじゃじゃ馬な妃だ…この俺に傷一つ負わせるのだからな!!!」

「ッ…くっ…ああ…」

夕鈴の細い首を片手で持ち上げ、じわりじわりと締め上げる。

「夕鈴!!!…っ」

数人の刺客と応戦しながら夕鈴の方に駆けつけたいが阻まれる。
普通の体調なれば一人二人は倒せてているのだが、肋骨をやっているせいか無茶な動きは出来ずにいた。

意識がだんだんと薄れ、締上げている腕に外そうとしていた夕鈴の両手は次第に力が抜け始める。

「どうだ?苦しいか?可愛らしい顔が醜いぜお妃様よ~」

「…カハッ…」

男は更に喉元を握り潰そうと力を込めかけたと同時に頭上から締上げていた腕に刃が突き刺さったのだ。

「グッ…な何ッ!」

その瞬間夕鈴は草木の多い茂った方に投げ飛ばされた。

刺された腕を押さえ咄嗟に一歩後退するが更に刃は数本地面に突き刺さる、頭上を見上げた瞬間、背後から黒い鞭が首を締上げる人物がいた。

「漸く見つけたぜ、ちょっとやり過ぎ。女の子の喉を痛めさせるのはいけないぜ。おっと舌噛もうなんて思わないでくれよ」

首の後ろに手を回して軽く叩く。その一撃で暗殺者の男は意識を失う。

黎翔の処に加勢しようと動くが、黎翔の赤い瞳が此方を睨む浩大はそれが何を意味しているか。
優先では自分の仕えている国王である黎翔が先であるがそれを拒み、先に夕鈴をと訴える黎翔に逆らう事も出来ない。

悪いな李順さん、陛下は自分よりお妃ちゃん優先にだとよ。
ま、そうで無くっちゃね♪あの狼陛下の楽しみを今は邪魔しちゃいけねえし。

浩大はニヤリと口端をあげ、即座に投げ飛ばされた夕鈴の処へ駆けたのであった。

つづく
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