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無明の迷い道5 (黎夕)

間空けてすみませんでした~!!!
夏コミとかインテ等にしかも休み無しの仕事やら等々で遅くなりました。
本当申し訳ないです。<(___)>

今回は夕鈴ターンです、前回は夕鈴出ませんでしたからね。
そして終わらない~泣
一体何処まで続くんだ~イチャイチャないし~泣
イチャイチャ入れたいんだけどまだ其処まで行かないの~泣
なんで何時も長くなるんだ~泣

ではどうぞ。
5

すっぽりと男物の外套を纏い小柄な人物は辺りを見回しながら、元来た道を戻り急いでいた。
大切な人が自分を庇い怪我をしてしまい、おまけに体調を崩してしまっている。
自分には何か出来ないだろうかと、気持ちだけはせいてか夕鈴は自分達が落ちた場所へ向かっていた。

私…陛下の足手まといだけはなりたくない…それに今までだってなんとか自分で何とかやってこれたんだもの

今まで痛みも全く無かった足は次第に痛みだしたのだろうか、歩く速度は次第に遅くなっていく。
雨脚も次第に弱くなり漸く止んだ頃、夕鈴は目的の場所に辿り着いた。

先程と違って鳥達の囀りは聞こえず木々達の風で擦り合う音だけが聞こえ、なんだか夕鈴は恐ろしく感じた。
日の光が当たらないのもあるのか薄暗く、先程まで黎翔と一緒に居た時とはまた違った感じがするのだろうか。
ゆっくりと足音を立てずに自分が倒れていたであろう場所に歩む。

絶壁近くは多い茂った草や木が有り、もしかしたら落下した際に目的の物を落としたのかと、夕鈴は茂っている草木へ向かい掻き分けながら探す。

「やはり…そう簡単に見つからないわね…もう少し奥かしら…」

夢中になりながら探し物に集中し、周りに気を配る余裕なんて全く無かった。少し奥へと足を向けふと茂みの中から見覚えのある生地である巾着が見つかり、夕鈴はホッと息を付く。
それに手を伸ばし触れようとした瞬間小刀が夕鈴の手を掠めるように地面に突き刺さった。

「イッ!!!」

手を引っ込めると同時に素人でもわかる。背後に殺気を数人いるのは夕鈴でも分かった…

因りによってこんなに刺客が来るなんて…って言ってもあんなに沢山狙われていたじゃない、探して当たり前よ。
何も出来ないけど簡単になんかやられてやるもんですか…

目の前にある巾着と刺客の投げた小刀…それを見つめ背後から近づいてくる刺客。
自分の体で死角になっているであろうと咄嗟に小刀を手裾に隠す。

「貴様何者だ。」

黒装束に身を包んだリーダー格の男が肩を掴み、ビックとするが逃げられない様強く掴まれ、すっぽりと男物の外套を纏っている夕鈴を頭から退けさせる。

淡い髪が晒され、下を向いていた夕鈴は怯える事もせず、キッと相手を睨み付けた。

「狼陛下の花嫁だな。」

「……」

「肯定とみる」

もう一人近づいた男は近くに落ちていた巾着を手に取り中身を確認しリーダ格の男に中身を見せる。

「それを返しなさいよ!!!」

何も話さなかった夕鈴は巾着の中身を男に渡された瞬間剝きになって叫んでいた。リーダ格の男はこちらを見、ニヤリと笑う。
その中身を地面に落とし踏みつけ薬草は泥と土で形は判別できない物となってしまった。

「なんてこと…せっかく皆が一生懸命に…」

業村の人達が生活の糧として色々学び身に付け漸く辿り着いた物をこんな粗末にされ夕鈴は悲しむ。

「何を呑気な事言っている、今の状況が分かっているのか」

「分かってるわよ!私を殺す為でしょ。誰に頼まれたか知らないけど陛下が親玉を捕まえるわ」

涙を溜めながら鋭く睨む夕鈴に暗殺者の一人が嘲笑うかのように首元に刃を突きつけ首を逸らされる。

「威勢がいいのは構わないけど、自分の状況を考えるのだな。国王も一緒だっただろう何処だ?」

「し、知らないわよ、此処に落ちた時には逸れていたのだか…っ。」

「おっと失礼…力が入ってしまった。嘘は駄目だな~顔に出てるよ。」

刃を突きつけている男はわざと力を入れたのだ、薄っすらと皮膚が裂けぷくっと血が滲み首筋を伝う。

「まだ殺すなよ」

「分かってますよ。」

刀を突きつけている男は、夕鈴の首筋に伝う血を舌で舐める。

「やっ!!!」

暴れ出した夕鈴に男は更にきつく拘束しようとした瞬間、数本の刃が急所を的確にあてる。
カハッと血を吐き後ろに倒れ、夕鈴の拘束が解け一体何がと思う間も無くリーダー格の男が夕鈴を拘束し、逃げれない様にした。

少し離れた場所刺客達は警戒しながら刃が飛んできた方を見据え、其処から漆黒の髪の赤い瞳青年が現れる。

「我が妃の肌を触れるとは…万死に値する、覚悟は出来ているか」

冷酷非道の狼陛下が夕鈴達の前に現れたのだった。


つづく
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