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無明の迷い道4 (黎夕)

はい、この話何処まで続くのかな…。
ちゃっちゃと終わる話だったのにとんでもなく長くなってるよ。
しかもあの方達漸く出てきたしね。
浩大のあの絶壁からの所が書きくてね~表現下手だけど。泣
そうそう、今回は夕鈴は出てこないです~。

では続きどうぞ
4

降りしきる雨の中、山間にそぐわない一行が陣営をたてる。

物々しい馬達や兵士達が待機して何時でも指示があれば動ける様に体制を立てその先遣隊には柳方淵が先導することになっていた。

「浩大、ここの辺りで陛下と妃様は消息を絶ったのですね。」

眼鏡をくいっと上げここでの指示を出しているのは陛下の側近である李順である。

「ああ、ここだよ。しかもこの絶壁に飛びだしたんだ。あの状況じゃそうするしかなかった」

あまり人目に表さない隠密である浩大は李順しかしないときを見計らって、背後に現れる。

「そうですか…この状況で貴方がすべき事は、分かっていますよね。」

「そりゃ分かるけど、陛下の言われているのお妃ちゃん優先でってことだけど。」

わざとらしくおちゃられた言い方をしているが瞳は笑っていない。

「今この状況で最優先なのは陛下の安全です。バイト妃は二の次です。」

「相変わらずお堅いね。ま、俺は両方だけどね。」

今回のミスは俺にあるしな。あんなに居やがるのに、即気が付かなかったのだから。

浩大は首に巻いているものを鼻元まで覆い瞳はスッと冷たく細めスッと片手を挙げる。

すると何処からとも無く数人現れ、絶壁に向かい降り立つ。

岩肌の凹凸部分を軽やかに足場にして降りていく。

「私は一足先に王宮に戻ります。貴方が捕まえた御者はじっくりと炙ってあげましょう背後関係を、簡単には話してくれないでしょうですから老師に頼むとしましょう例のものを。」

「あんたを敵に回したくないね。」

「よく言いますよ、全く。貴方方が事を終わらせた頃には方淵殿の部隊がたどり着くと思います。上手くやってくださいよ」

「了解」

先に行った隠密同様に浩大も絶壁を急降下し、凹凸の岩肌に軽やかに足場に降り立って行く木々の中に紛れ消えていった。

李順は振り向く事無く柳方淵がいる先遣隊に指示を仰ぎ王宮へと向かった。




森の中大分小降りになった頃。

なんだ此処は…雨の匂い…木の湿った…それに額に何か…

ゆっくりと重い瞼を持ち上げ体を動かすと額の何やら湿らせた布が載せてあった。

それを気だるそうに手に取り、じっくりと見つめる。

これは夕鈴の…っ!!!

頭がはっきりした黎翔は勢いよく起き上がろうとし、肋が数本やっているのを忘れていた為に激痛で息が詰まる。

ッ…夕鈴は何処に…

隣にも居なく、そっと地面に手を置く。

微かな温もりがあるもののこの場に居ないという事は、それに自分に掛けているのは夕鈴の外套。

そして、自分の外套が無いのだ。

黎翔はゆっくりと起き上がり外の入り口の足跡を見つけまだ真新しい物と判断する。

少し寝たお陰だろうか、体は少し楽になった黎翔は額にのせられていた布を握り締める。

「危険を顧みず、あの場所に戻ったんだろうね君は、僕の為に。」

熱があるのは分かる、そして、彼女がこの場に居ないという事はあの場所に何かを落としたと言う事になる。

「あのお転婆兎は、お仕置きが必要かもしれないな…」

黎翔は皮肉っぽく口の端を吊り上げて呟き、夕鈴の外套を纏って元来た道を戻っていった。


続く
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