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子兎の拾い物

初短編です。
しかも香月夏梨さんが誕生日だと仰っていたので。
勢いで書いたものなんで申し訳ありませんが(;^_^A
貰ってやって下さいませ!
夏梨さんのみお持ち帰り可能ですどうぞ♪

仕事中に子兎がネタに浮かんでしまったので勢いで書きました。
そっからイチャイチャも入れたいとか打ってる時に思いおまけにちょこっとだけ入れちゃいました。
政務室で未だ決済に明け暮れている、白陽国国王である黎翔は筆を握り奮闘している。
此処何日が寵妃である夕鈴と顔合わせをしていない。
日に日に官吏共に八つ当たりとも取れる叱咤激励を飛ばし続ける事しばしば…
そんな温度差を繰り広げられる最中、隠密である浩大から知らせが舞い込んでくる。
その知らせとは妃である夕鈴の事だった。
それと同時に後宮から女官長直々に早急に後宮に渡られるよう申し伝えられたのだ。

黎翔は一旦休息を取ると伝え側近の李順を連れ回廊を歩き出す。
向かう愛しい妃の後宮。
人気も無く李順と黎翔だけすると何処からとも無く浩大は黎翔の一歩後ろに控えた。

「で、どう言う事だ。お前が報告時間帯以外に私の所に来ると言うことは夕鈴に何かあったのか、後宮しかも至急と言っているが何があった。」
「いや~それがさお妃ちゃんが後宮の中から居なくなっちゃったんだよね~ただ…」

慌てる訳でもなくあっけらかんと報告する浩大に対して、いち早く反応したのは李順だった。

「どう言う事ですか!まさかバイト娘逃走したんですか?」
「いや、それはちょっと無理ッしょ~第一有能な俺様が居るんだよ♪」

確かに隠密である浩大が警護に当たっているのなら、そう易々と逃すわけはない。
李順は、ではどうしてと浩大を見る。

「李順どうやらそうじゃないろしいぞ、前を見てみろ。」

黎翔に言われるまま後宮の入り口近くには、女官長と夕鈴の世話よくしている女官が待機していたのだ。

「じゃ、俺は此処から離れるわ。まずは陛下の目で確かめてよ。」
「全く、ちゃんと報告しろ何があったかを。」
もうその時には隠密の姿は無く、独り言となってしまった。




「陛下、お待ち申し上げておりました。」

女官長と女官は黎翔に向かって頭を垂れ拝礼する。

「で、妃がどうした。」
「それが…」

黎翔の言葉に女官長は言葉を濁しす。
浩大といい、目の前の女官長といい一体なんだ、夕鈴はどうした。
苛立ちが募り、何も言わず扉を開ける。

「陛下お待ちくだ…」
「呼び寄せたのだろう、なら何を戸惑う。」
「そうですが…ですが、お入りになるのでしたら余り驚かせないであげて下さいませ。」

女官長の言葉にどういう意味があるのかと振り向く。

「それから申し訳ありません、李順様はこちらでお待ち下さいませ。」

女官長と女官は黎翔と李順の間に塞がる。

「それはどういう…」
「李順お前はここで待て。私が入っていいと言うまで人払いを。」
「へっ陛下!」

納得がいかないと李順が訴えるも黎翔の鋭い瞳に臆し、「わかりました。」と了承した。



妃の部屋の入ると卓の上には飲みかけの花茶がある。
椅子はひっくり返してそのままになっていた。
だが、ここの部屋には人の気配は無い、だが、寝室のある部屋には微かに気配はある。
黎翔はゆっくりと寝室の部屋へ足を踏み入れた。
寝室の真ん中にちょこんと掛け布を頭から被るこんもりとした小さな物体震えながら泣いている様だ。

夕鈴の気配はする…するのだが、この物体はどういう事だ?

黎翔は恐る恐る近づき寝具に腰掛そっと掛け布を取り去る。
其処には幼い女の子が泣きながら現れた。

「夕…鈴…?」
「っ…ひっく…お兄ちゃんだれ?…っうっああああああああん」

大きな泣き声と共に外で待機していた李順が勢いよく扉を開けこちらに向かってくる。

「どうし…へ、陛下その子供は…もしや隠し…」
「私の子だったらどうする李順」
「陛下!!!」
「おもしれ~!!!そんな訳無いじゃんちゃんと見なよ李順さん。この髪の色といい大きなつぶらな瞳お妃ちゃんじゃんどう見ても。」
「バラすな浩大。」

蒼白する李順に、何処からとも無く現れた浩大は腹を抱えて爆笑していた。
黎翔は面白くないとぶっすりする。

「へ?夕鈴殿ですって?」
「李順、だから大声出すな、夕鈴が怖がっているだろ。大丈夫だよ、夕鈴この怖い眼鏡のお兄ちゃんはちょっと驚いただけだよ。僕の事わかるかな。」

首を大きく振り泣きそうな夕鈴を黎翔は優しく抱き寄せ背中をぽんぽんと撫で落ち着かせる。

やはり無いか…

「陛下って子供なれてんな、もしかして」
「浩大お前…」
「冗談ですよ♪どうしてお妃ちゃんがこんなちっちゃい子になったかは。」
「申し訳ありません…わしの手違いでバイト娘に渡した蜂蜜が秘伝の若返りの小瓶と一緒だった模様でしてのう、
こんなお姿になってしまわれ…うひょっ」

入り口近くに老子が現れ、事の発端を釈明するも、老子のすぐ横には小刀が壁に突き刺さっている。
無論黎翔が投げ放ったのは言うまでも無いが。

「老子よ、夕鈴は元に戻るのか?戻らないのか?」

黎翔はもう一本小刀を取り出す。

「一時的なもので明日には元のお姿に戻ると思います。」
「元に戻るって夕鈴良かったね。」
「……」
「泣き疲れて眠ったか…」

黎翔の腕の中で安心したのか眠ってる小さな夕鈴に微笑みながら、寝かそうとしたら服の袖をがっちりと掴み離れそうに無いのが見てとれる。

「今日はそのまま一緒に寝ちゃったら陛下♪いくら李順さんでも鬼じゃ無いっしょ。」
「浩大お前が…」
「俺はなんも知らんよ~お茶飲んでるお妃ちゃんがふらついたから、何事かと思って覗いたらこんな事になっていたんだよ、だから陛下に連絡しにきたじゃんか」

飄々と笑顔で言うがどうも胡散臭い。
李順は李順でこの状況下では今日の決済は無理と判断し、いつの間にかこの場には居なかった。去り際には女官長達に緘口令を敷き、この事は広まることは無かった。

「そんじゃ、じっちゃんを送ってくるよ。こんな小さな子兎に狼になるなよ陛下♪」
「浩大きさまっ!!!」

黎翔の大声で夕鈴はムズがり起こしたかと焦るがどうやら、起きる事無く逆に夕鈴は黎翔に抱きつきだしたのだ。

「ゆっ夕鈴?!…」
「う~…れ…い…あったかい…」

眠りながら微笑んで離さない子兎に更なる爆弾な発言により黎翔はそのままこてんと寝転がる。

全く君には適わないな…

いつの間にか黎翔は小さな夕鈴を抱きしめ眠りに付く。
久しぶりの彼女の温もりに落ち着き、朝まで起きることはなかった。


おわり
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おまけ。

おはようございます…私汀夕鈴一体何が起きてしまっているのでしょうか…
大きな声を叫ばなかっただけでも褒めて頂きたいです。
ですが!ですが!私としては物凄くこの状況に把握出来ないんですけど。
昨夜花茶に老師から頂いた蜂蜜を入れて飲んでいたのは分かってるんだけど…それ以降の記憶が無いんですけど~。
しかも!!故衣服がビリビリに破けてるんですか~(泣)
また借金加算ですか~李順さんに怒られる~(泣)
そして、どうしたら陛下の手は離れてくれるのかしら…こんな姿見られたら、もう~

百面相している夕鈴に黎翔はじーっとこちらを見ていた。

「きゃっ!陛下起きて」
「うん少し前に起きてたよお嫁さん、どうやら元に戻ったね夕鈴」

笑顔で黎翔は抱きしめ、さり気なく首筋から鎖骨辺りまで唇を這わす。

「んっ…へ、陛下???やっ…」
「此処までか…残念。次は覚悟しておいてね夕鈴、そんな無防備は駄目だよ」
「え?…んっ」

去り際黎翔は夕鈴に唇に触れる程度口付けを施した。
最初は何が起こったかわからなかった夕鈴であったが、黎翔が完全に退室したと同時に、ボフンと頭の中がショートしてしまい、一日使い物にならなかったとか。

おわり。
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