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一輪の花 前編 (土千)

はい、第二段薄桜鬼小説です。
勿論土千でございます。
しかも前後編に分けさせて頂きました。
後編は近々UPします。
一応完成してますが、体力無くて今回は諦め。
しかもこんな長くなるものではなかったんですけどね。汗
最後辺り何が何だか頭おかしくなって困りました。爆

注意
今回は、千鶴ちゃんが知らない人達にまわされるネタです。
そんなのイヤだと言う方は、回れ右してください。
一応R指定にならない様にしましたので宜しくです。
それでも大丈夫な方は、どうぞ。
一輪の花 前編



今日と言う日は私にとって最悪な出来事…忘れたい…



だけど起きてしまった事は変わりなく…今でも怖い…
あの感触…そして、無数の手が私の身体に触れまわる…
あの人以外の手…イヤだ…もう止めてっ!!!!

この時の私は一番心の奥閉めようとしていた。

そう蕾の花が開花する前に手折られかけてしまったのだ。






平助の隊と巡察中のことだった。
何時ものように見回りで一緒に付いて父親探しをしながら千鶴も同行していた。

変わりの無い日常-------
今日もそうだと思った。

そんな時、千鶴は隊から少し離れてしまった。
慌てて平助の処に行くはずだった、だがいきなり横から凄い力で引っ張られ薄暗い路地へと引きずり込まれていった。
声すらも出せず一体何が起きたのかまったく判らない千鶴は、咄嗟に暴れ自分の刀を掴もうとしたが数人の手に阻まれる。

「お前…あの新選組の連中と一緒にいる奴だよな…ちょっと俺達と付き合えよ。」
「んんっ…」

首を振りなんとか塞いでいる手を退けようと試みるがまったくびくともしない。

どうしたら…この人達長州の人達だろうか…でもなんだか…違う…ような気が…

最初は驚いて何がなんだか判らなかったが、徐々に状況が判り千鶴は辺りを見回す。
どうやら自分は引きずられ知らない長屋に連れ込まれたのだと判る。

男達は四人…何処かで…覚えが…

大人しくなった千鶴に男達は何を思ったのか厭らしい顔で嗜める様に見る。

「おい、お前もしかして女じゃないか。」

女と言う言葉にビクッと反応してしまい、そんな反応を逃す男達ではなかった。

「ん?そうなのか…」
「女か調べてみるか…」

後ろから押さえ込まれている、三人の男達の顔をは次第に下世話な顔つきに変わりる。
千鶴は蒼白になり、体が震え出す。

「こいつびびってるぜ…オイ」

一人の男の合図で千鶴は畳に押し倒される。
その隙に千鶴は逃げようと暴れようと試みるも虚しくも両腕を頭上に布で縛られ押さえつけもう一人の男が、千鶴に跨り押さえ込む。

「やっ…イヤッ!!!!離して!!!!!!!!」

千鶴の叫び声と共に着物の合わせ目を勢い良く肌蹴られた。
誰かか口笛を吹く。

「こいつ女だ。」
「へー、やっちまおうぜ。」
「い…や…ヤメッ…ヤアアアアァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

数人の男達は一斉に野獣と化した。
虚しく千鶴の叫び声だけが響き渡った。






「千鶴!!!!何処行った」

巡回中に逸れた千鶴を探すため隊の連中に先に行ってもらい自分は一人あちこち探し回る。
彼女らしい姿が忽然と消えてしまったのだから。
町の人にも聞きはするが、見た者は誰一人居ないと言う。
屯所に先に戻ったのかもしれないと思い、引き返そうとした。

「オイ、平助何してんだ。今は巡回じゃねぇのか。」
「ひ、土方さん!!!どうしてここに?」

声を掛けられた相手は、新選組副長の土方歳三であった。

「あ?近藤さんと一緒にお偉方の会合の帰りだが、お前こそ何サボってんだ。」
「サボってなんいねぇよ、それより千鶴見なかったか?土方さん。」
「いや、見なかったが…逸れたのか」

眉間に皺を寄せ土方はの纏っていた空気が一転して下がるのが判る。
千鶴が居なくなる事なんて滅多にある事ではない。
平助は土方の気配に一瞬怯むが、それを何とか踏ん張る。

「俺もうちょっと探してみるよ。」
「ちょっと待て平助。何処で居なくなったんだ。」

そう言って、再び走り出す平助を引き留める。

「え、この先の茶屋のあたり」
「そうか」

そう言って土方は、逸れたであろう場所を聞き、その場所に向かう事にした。


何故だか引っかかる。
あの茶屋あたりっていや…新選組隊士が浪士と衝突したって報告あったな…
あん時アイツも一緒に巡回していたって言っていたな。

土方は斎藤の報告を思い出し、先程逸れたであろう場所へたどり着く。
辺りを見回すが、何もみつからない。
店と店の間細い路地が目に付き、そこへ足を向ける。

だいたい相場として…当たりか…

少し入ったところには草履が一足落ちていた。
見覚えのある一足だけ落ちている草履の周りには争ったのか、土の表面が引きずれられている跡がある。
かなり踏ん張っていたのだろう。
草履を拾い土方は、その跡を辿っていく。

大分奥まで行くと微かな悲鳴が聞こえた。
悲鳴に土方は、走り出し無数の長屋から一部屋だけ異様な気配がある。
そこへ飛び込んだ。

その惨状は、なんとも言え難く土方は、一気に刀を鞘から抜く。
数人の男達は、千鶴を貪る野獣と化し、まったく土方の存在に気が付いていない。

「てめぇら!!!!!そいつに何しやがってんだ!!!!!」

罵声と共に刀で野獣になっている男達を一気に切れ捨てる。
千鶴に覆いかぶさっている男を一突き刺し、更に蹴り飛ばして千鶴から退かす。
腕を押さえていた、男は即座に刀を抜き土方に切りかかろうとするが、刀で塞ぎ即座に次の一手を横一文字に振るい倒す。

一気に騒動は消え静まり、土方は刀を鞘に納め千鶴の方を見やる。
彼女の姿は、呆然としているが、全体的に酷い姿であった。

上半身素っ裸にされ彼方此方鬱血の痕や顔は抵抗の痕なのだろ両頬が叩かれ赤くなり、両腕は縛られた布が赤くなっている、どうやら暴れた際に擦り傷となってしまったのだろう。
土方は、落ちている千鶴に着物を着せようと近づくと、急に暴れだした。

「いやっ!!!!…っ来ないでっ!!!土方さん助けっ…」
「っ!!!」

目を瞑り嫌々と暴れだし、なんとかしようとした際、千鶴から自分の名前を呼ばれた瞬間土方は千鶴をきつく抱き締める。

「やだ…っやめて…お願い…」
「千鶴ッ!!俺だ。土方だ!もう大丈夫だから…」

涙を流し千鶴は未だ土方である事に気づかず暴れる。

「たす…けて…土方さ…」

こんな痛々しい千鶴に土方は泣き止むまで抱き締め悔やむ。

もう少し早く会合から抜けていれば…もう少し早く平助と会っていれば…もう少し早くこの場所に辿り着けば…

何度も後悔が押し寄せこんな目に遭わせた男達を斬っても斬り足りなく憎い。一人取り逃がしてしまったが、後でじっくり制裁してやると心に誓う。

彼女は大切な俺の一輪の花を…よくも…手折りやがって。

暴れていた千鶴は徐々に力が抜けていき土方の胸に項垂れる様に崩れていく。
どうやら泣き過ぎてそのまま眠ってしまったようだ。

「…千鶴…済まない。助けが遅くなっちまって。」

そう言って土方は、千鶴の唇に触れるだけの口付けを送る。





つづく
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